2015年11月16日

歯周病と全身疾患

歯周病は、う蝕と並ぶ歯科の2大疾患のひとつで、歯肉の腫脹や疼痛、
歯を支える骨(歯槽骨)の破壊が起こる慢性の炎症性疾患です。
最終的には歯が抜けてしまうため、食事や会話などの日常生活に大きな
支障をきたします。軽度のものも含めると、成人の約70~80%の人が

歯周病に罹患していると言われています。

近年、歯周病が糖尿病や誤嚥性肺炎、早産などの原因となることが

明らかになり、歯周病が単に口の中だけでなく、全身の健康を脅かす病気で

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1.プラーク形成菌や歯周病原菌が原因となる疾患
細菌性肺炎
細菌性 心内膜炎

2.歯周病が誘因となる疾患
糖尿病
動脈硬化
心筋梗塞
バージャー病
早産・低体 重児出産
AIDS(潜伏感染HIVの活性化)

3.歯周病が誘因となる可能性を指摘されている疾患
がん、骨粗鬆症、肥満、メタボリックシンドローム、腎臓疾患、関節炎

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細かな発生・作用機序などは省略しますが、上記の様な疾患のリスクを下げ
豊かで快適な生活を送る為にもお口の健康(健口)づくりの道を歩んで
いただきたいと思います。

次は予防歯ブラシについて説明していきます