病気の発症は、ウイルスと免疫力のバランスが崩れた時に生じます。
常にこのバランスを免疫力優位にしておく必要があります。
インフルエンザに関する研究結果から、お口のケアをしっかりと行っている人は、ウィルスに感染しにくいことが分かっています。
インフルエンザの流行期に歯科衛生士による口腔ケアを受けた人と受けなかった人を比較したところ、インフルエンザ発症率は、受けた人は1.0%、受けなかった人は9.8%という結果です。
これは、定期的なメンテナンスによりお口の中の細菌をコントロールすることで、ウイルスの侵入を抑えられる可能性があるからです。
特に歯周病菌は、ウイルスを体内に侵入させやくする酵素を出すと言われているため注意が必要です。
みなさんの口の中には、細菌が沢山いるのをご存知でしょうか?
常在細菌といって、体を守る働きを示すものもありますが、悪さをする細菌もいます。
歯磨きをすることで、この悪さをする細菌やウイルスを減らすことができます。
新型コロナウイルス感染症が、世界中で蔓延し多くの人を苦しめています。
ワクチンの接種はすすめられていますが、国民全員が接種できるまでは時間がかかります。
このような時に大切なことは、これまでの経験を総動員して、感染しないために良いと考えられることは、何でも行って頂きたいです。
マスクも初めは海外では推奨されていませんでしたが、今は誰でも必要なことを知っています。
歯磨きなどの口腔ケアは、インフルエンザへの感染リスクを下げることがわかってます。
この経験は大切であり、新型コロナウイルス感染症対策として、試す価値は十分あります。
いま歯科医院は、高度な感染防止対策を行い、皆さんを受け入れる準備を整えています。
ぜひ、口腔ケアの大切さを理解していただきたいです。