2015年9月28日

子どもの矯正治療について

最近、お母さんから子供の歯並びについて相談を受けることが多く
歯並びへの関心が高まっているように感じられます。
噛み合わせのバランスが悪いと顎や身体へ負担がかかり、
集中力に影響するなどという懸念点もでてきます。

ワンポイントアドバイスをするなら幼児期は悪習癖(指吸など)が
原因で不正咬合に関与し歯並びが悪くなる事が御座います。
そういった場合は矯正の相談を受ける事をお勧めします。
※日本矯正歯科学会では『7歳には矯正相談を受けましょう』と
呼びかけていますが心配な場合は低年齢でも相談してください。

また、治療期間はお子様の歯の状態によって大きく異なりますので、
一概に目安をお話しすることは難しいのが現状です。治療期間は、
治療方法によっても異なりますし、通院頻度にも影響します。
お子様の歯の状態を見て治療期間を提示させて頂きます。

スポーツをする場合も前歯が出っ歯の状態ですと、外傷リスクが高まる
という論文もありますし、かみ合わせの改善が体のバランスの改善に
つながります。

スポーツをする上で矯正治療をすすめた方がよい場合も多くあります。

矯正治療中のスポーツについても、通常はあまり気にする必要はありません。
マウスピース着用が必要なスポーツを行っている場合は治療中は歯が
動ていますのでスポーツ用のマウスピースを随時新しい歯型に合わせる
必要があります。

体育の授業など、通常の学校生活においては、治療中の場合でもあまり
意識する必要はないでしょう。

格闘技やラグビーなど顔面を強打する恐れがあるスポーツについては、
マウスピース矯正や裏側矯正といった方法も御座います。

小中学生時代に治療のタイミングを逃した場合、高校生になってからでも
治療は可能です。
6歳から7歳で矯正の治療を始めた方がいいのかそれとも様子を見て
中学生くらいからはじめた方がいいのか、その時期は人によって個人差が
ありますし大人になってから治療をされる患者様も多くいらっしゃいます。
ただし、高校に上がるまでに不正咬合がある方に関しては治療をお受けに
なる事が望ましいです。
※思春期成長期差しかかってしまうと、成長発育のコントロールが難しく
なるために、抜歯や外科併用の確率が上がるなど難しい症例へと変化する場合
がございます。

治療時の外見が気になるという方は、マウスピース矯正という装置も御座います。
薄く透明で目立たず治療中の外見も気になりません。装置を外して食事や
歯磨きもできるので、口腔衛生上、虫歯予防にも効果的です。

治療時期や治療方法は人によって個人差もある為まずは診断した上で
アドバイスをさせて頂きます。お気軽に御問い合わせ下さい。