2018年12月27日

口の中が乾いていませんか、唾液が減っていませんか

ふだん私たちは唾液の存在を特に意識せずにすごしています。
ところが、口の中の唾液が減ると、困ったことが起きてきます。
唾液はさまざまな役割を担っているからです。

もし、下記のような項目に当てはまっていると注意が必要です。

・笑うと前歯にくちびるが引っ付く。
・夜中にのどが渇いて目が覚める。
・口内炎ができやすい。
・合っていた入れ歯落ちやすくなった。
・お茶がないと飲み込みにくい。
・口臭が強くなった。
・むし歯が急に増えた。
・酸っぱいものがしみる。味覚が変わった。

私たちが暮らしていくうえで、なくてはならない唾液は
耳・あご・舌の下に3大唾液腺があり、おもにそこから分泌され
たえず口の中をうるおしています。
健康な成人で、1日にだいたい1リットル〜1.5リットルも出ています。

食事をする時にたっぷり出るだけでなく、たえず口の中を
うるおしていて、私たちはそれを無意識にコクッコクッと飲み込みながら
生活しています。

この唾液が減ってしまう要因は、いろいろあって、一概には言えないのですが
加齢による生理的な変化や、口の周りの筋肉の運動不足、
飲んでいる持病の薬の副作用などのために口が乾いてくるかたが
少なからずおられます。

食事はよく噛んで食べたり、歯磨きはじっくりと丁寧に行ったり、
唾液の分泌を促進させるエクササイズを行ったり
ちょっとした工夫でうるおいはアップします。

また「病気ではないから」とつい我慢しがちですが、歯や粘膜のトラブルの
リスクになります。口がパサパサするなと思ったら、まずは
歯科医院にご相談ください。
大切な歯と粘膜を一緒に守っていきましょう。